「フリーター、家を買う」「図書館戦争」などの原作者 有川浩作品。
今回も映画「阪急電車 片道15分の奇跡」のスタッフによって製作され、
愛にあふれた映画になっています。
実際、高知県に存在する観光推進を目的とする「おもてなし課」。
この部署が設立され、何から始めていいのか分からない
若手職員掛水(錦戸亮)と有能なアルバイト明神(堀北真希)が
ふるさとの良さを伝えようと四苦八苦。
伝説の元職員清遠(船越英一郎)の存在も見所です。
個人的に、今回の堀北真希の透き通るような魅力が
すごく素敵だったと思います。
この映画のテーマは沢山の「つながり」を演出しているかと思います。
「県庁と民間」「親子」「恋人」「ふるさと」など様々な展開の中で、
おもてなしの意味が伝わってきます。
数年前、織田裕二主演の「映画 県庁の星」では、
県庁と民間との関係の中での苦労や楽しさが描かれていましたが、
今回は、それと共にふるさとの良さを深く感じさせられます。
特別な事ではなく、日常の中に素敵な事が沢山詰まっているのだと
改めて感じます。相手を喜ばせたいという感情が「伝わる」
第一歩になるになると考えます。こういう実際の街をテーマにしている
ドラマや映画を通していつも感じることがあります。
それは、地元にとって、例えば誰も住めないような山奥で過疎化していて、
扱いに困っている所、モノが、県外の人から見れば懐かしい風景だ!
という具合に地元としては活性化する反面、複雑な思いも
残るのだろうと感じながら映画をみるとより感情が入ってしまいます。
そこで実際にどういう街なのかも含め、
9月23日まで高知県の県庁内に映画で使われたセットが再現されて、
一般公開しているようです。行ってみたい!!
詳しくは公式ホームページに掲載されています。
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