映画FLIGHT
この作品は何を言ってもデンゼル・ワシントンが名優たる理由が分かる。内容は単に飛行機事故を描いた作品ではない。航空業界の過酷な労働環境など様々な人間模様・社会背景が描かれている。
本作はあらゆる角度から構成されている。その中でも、撮影チームによる挑戦がとても面白い!特殊効果を駆使したダイナミックな飛行シーン。
本編を観られた方はお分かりだろうが、「背面飛行」のシーンだ。
アクロバット飛行では行ったりするが、乗客を乗せた状態では危険が多すぎる!と思っていると、日本でも大手航空会社で実際に起きていたらしい。意図的なものではなく、発表では気づかなかった事象と説明されているが、一つ間違えれば大惨事になっていてもおかしくない。撮影には特殊な小型サイズのデジタルカメラが使用されている。その為に、狭い空間の中、つまりコクピット内部のシーンがとても効果的に発揮していた。
そして何よりもこの作品を支えているのが、人間模様の演出能力、表現力の要求であろう。9000メートルからの奇跡の緊急着陸?!名優デンゼル・ワシントン、ハリウッド最高スタッフ、キャストが結集し誕生した映画であると感じた。
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