天才気象予報士 安倍晴子役を
演じているのは女優 武井 咲さん。
現在、金曜ナイトドラマ「お天気お姉さん」として
テレビ朝日系にて放送されています。
「爆弾低気圧女」と呼ばれ、無愛想で普段、真っ黒なマントをはおり、
魔女の様な服装で天気の知識を元に様々な難事件を
解決していく新感覚ミステリードラマ。
毎回、気象変化を観点に事件を解決していくのですが、
人と関わるのは苦手なようで、天候以外の事はあまり語りません。
女性版「ガリレオ」みたいな感じですね。
我々映像制作や映画制作にとって天候はとても重要です。
ドラマやCMなど、ストーリー性のあるシーンを撮影している中、
天候が急に変わってしまうとそのまま撮影を進める事ができません。
15秒のCMを作るのに何日もかけて撮影する事もあります。
黒澤 明監督が撮影中に「あの雲が気にいらない」
(イメージ)
「雲待ち」と言って、
何日間か撮影がストップしてしまった話は 映画界でも有名な話です。
妥協を許さない黒澤監督の姿勢!雲の形や夕日の角度、
(イメージ)
その一瞬に感情を込めて演技をする役者、
全てがそろわない限りOKを出さなかったといいます。
皆様にとって「夕日を眺めるたった数十秒」のカットに
数ヶ月かけるとも聞いています。
これはスタッフのコスト管理等、とても難しいプロの技です。
どのような仕事でも妥協やあきらめは極力しないというのが
考え方であります。しかし、引くことも時には必要であります。
映像の世界で才能の持った方、特に映画界では天才や時には
鬼才にも出会う事があります。そういう方と出会う度に、
天才に妥協なし!とも思える行動を取られます。
我々も空を見上げ、風を感じて天候を予想しますが、
安倍晴子のような天才気象予報士がいていたら、
制作予算(コスト)も確実に予測できるために助かるのでしょうね(笑)
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