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「キャスティング」

 

アボカドをある物と組み合わせて食べると

○○の味がするというのは有名な話ですよね。

そうです。

アボカドカット1

醤油とお好みによりワサビをつけて食べると本当に

トロの味がすると言われています。

ポイントは熟したアボカドです。でなければ青臭さが残るためです。

本物のトロよりも「トロ〜っと」として食感があり、

とてもヘルシーです。実は最近、このアボカドにハマっています。

最初「アボカド」に強烈なイメージを持っていました。

もの凄く存在感があるのに食べてみると

それほど味がない様に思えました。

サラダなどそのままも美味しいのですが、

餃子の種(具)にアボカドとチーズを入れて焼いて食べると、

絶妙!これはどうしてだろう?って考えてみると、

仕事でも実は意外な組み合わせ(キャスティング)で結構

相性が良かったりする事があります。

下記写真をご覧下さい。

アボカド1

緑色のアボカドがすごく目立っていますよね。

これを芸能人お笑い番組大集合としてイメージして下さい。

大きな看板(名前)を背負って出演されている方が、

全て力のある存在か?ということは一概に言えないのが現状です。

芸歴が長く名前が通っていて、存在感はあるのですが、

お一人で出演されて話しをしてみると

アボカド主役

意外に視聴者側に違和感が残った事はございませんか?

 

つまり……

 

主役級(ピン)をより目立たせる1つには、

その周りを固めている脇役の存在です。

 

アボカド2

「ひな壇芸人」という言い方をお聞きになった方は多いかと思います。

こういう方々の力が必要であるのと同時に、

忘れてはならないことは、「ひな壇芸人を回せる、番組の顔」が

しっかりとしていなければならないのです。

映画でも同じで、必ずとは言いませんが、

主役級を支える脇役が素晴らしいと感じる時は全体的に

面白いモノに出来上がっている場合が多いと思います。

タレント「明石家さんま」さんは別格です。

あの方を分析していると恐ろしいほどの計算と、

純粋にお笑いに対して一心不乱で「笑いへの追求」

そして「笑いが大好きだ!」と天職にも感じるほどまさに

お笑い怪獣でしょう。

しかし、通常はいくら存在感があっても、周りがあるからこそ、

存在感もより光ってくるだろうし、やりがいも生まれてくるのでしょう。

 

もしアボカドが自分自身について語ったとしたら……

「私が醤油をかけられて食べられる?味がトロ?な訳ないでしょう」って

思ったのではないでしょうかね〜(笑)

つまり「キャスティング」というものは、

単に芸能人や俳優の名前だけで集めるのではなく、

そこにはもの凄い計算と「組み合わせ」があります。

この計算を間違えると、視聴率、聴取率、

興業収入にも関わってきます。

名前だけで集めた映画や番組でヒットするのは一握りです。

「アボカド」の主張、存在感はありますが、

主役級になるには「醤油」との組み合わせがあったからこそ、

より美味しさが引き立ったのではないかと思います。

本来の力を引き出す為には、環境をどれだけとらえ、

TOPが把握し、それを組み合わすか?

会社でいう「人事異動」のようなモノかも知れません。

上司はしっかりと部下の能力を見極め、的確な指示や組み合わせをします。

これも間違えると怖いです。

どうして私がこの部署に異動?と感じた経験はないでしょうか。

明らかにおかしい移動は置いておきますが、上層部はしっかりと

個人の能力を将来生かす事が出来る様に配置転換も行います。

なれている部署を離れるのは当然嫌ではありますが、

考え方次第で自分の経験にもなります。

新しいモノにチャレンジする事は勇気が必要ですが、

スタッフと共に食事をする際も必ずどこかにヒントがあり、

何かに応用出来ないかと考えます。

「この業種」は映像制作とは全く関係ない!と思った時点で、

気持ちが伝わる作品など制作できる訳がないと考えます。

どのような場面からでも、伝わるモノは伝えられている

ヒントがありとても重要です

だからこそ、私は意識的に変わり種を探し、

試してみると意外な発見があって面白いです。

アボカド3

日々敏感に何事もとらえられる様に心を磨く訓練をし、

意識しなくても出来るまで繰り返さねばならないと考えています。

それがある程度出来た上で「キャスティング」という

方法論へ入っていくと、とても面白く、戦略、戦術、そして

物の見方への変化が生まれ、お客様が喜んで下さる映像制作や

イベント制作へ反映さすことが出来た瞬間に最高の喜びがあります。

これからもどんな物にも偏見を持たず、客観的にまずは受け入れる

ところから始めたいと思います。

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